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衛生的で、安全かつ健康的な乳児用食品のための粉体テクノロジー

1865年、ユストゥス・フォン・リービッヒは、液状にした初のレトルトのベビーフードを開発しました。その後、1868年にアンリ・ネスレがリービッヒのレシピにコンデンスミルクを加え初めて粉ミルクを発売しました。そして今日、乳幼児用食品や粉ミルクの需要は、先進国、新興国ともに非常に高く、使用される粉乳の品質やテクスチャーに対する要求も高まっています。

乳幼児用食品は、子どもの健全な発育を促進することを保証するものでなければなりません。新生児には、通常は生後数年かけて発達する腸内フローラ(腸内細菌叢)がありません。そのため、新生児が接種する食品は、特に純度が高く、新生児の体に合ったものでなければならないのです。

栄養素の大部分はあらかじめ液化され、スプレードライヤーで噴霧乾燥されます。ビタミンとプレバイオティクスは最後の混合工程で加えられます。最終工程での混合においては、以下の点が重要です。

すべての混合原料を自動的に全量排出することで、コンタミを完全に回避することができます。

 

粉体プロセスの専門家に相談する

乳児用調製粉乳の安全な製造方法

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プロバイオティクス、プレバイオティクス、亜鉛、銅、セレン、クロムなどのミネラルや微量元素は、製品を包装する前に精密混合する必要があります。さらに混合の際は、原料の粒子構造を維持するために、可能な限りエネルギー投入量を少なくしなければなりません。粉ミルクは、衛生的で、素早くお湯に溶ける均質な粉体である必要があります。

医薬品の製造と同じレベルの厳格な基準が求められるベビーフードの製造においては、各成分を正しく配合することが特に重要です。乳幼児が摂取する食品に特定の成分が過少あるいは過剰投与されることは絶対に避けなければなりません。

 

ベビーフード製造向けの混合機

amixon®の混合機は、5~100%の幅広い投入量で理想的な混合品質が得られ、お客様のニーズや製品用途に合わせてカスタマイズ設計されます。 ベビーフード製造に最適な弊社の混合機は、粉塵やコンタミを防止しながら、粒子を壊さないように穏やかに混合し良好な沈降性と溶解性を備えた粉体製品を製造します。

混合容器内にデッドスペースがなく、無駄のない理想的な対流を作ることができるので、約70~200回転後には最良の混合品質を得られます。さらに、99.99%の非常に高い排出率で製品ロスが全くないのが特徴です。CleverCut(クレバーカット)の点検口が、容器内へのアクセスを容易にし、安全で確実な混合機の点検を可能にします。

弊社の全ての混合機は、EHEDGおよびFDAに準拠しており、乳児用食品および粉ミルクの衛生的な製造に関する最も厳格な基準を満たしています。 

ドイツ、アメリカ、インド、タイ、日本、中国、韓国にグローバルなネットワークとテストセンターを持つ弊社は、お客様の問題に迅速に対応できる強力なパートナーです。粉体プロセスの豊富な知識と長年の現場経験を持つ弊社のエキスパートが、お客さまの製品原料、希望のバッチサイズ、生産設備に合わせたカスタムメイドの混合機を設計します。

 

排出率99.99%のコーンスライド型混合機 KS

 

粉ミルク・ベビーフード製造向けの混合機をご覧ください

タテ型二軸ミキサHM

タテ型二軸ミキサHMは、極めて穏やかな均質化混合を短時間で行います。組み合わされた2つのシリンダーから成る混合容器の中心部で、2つのヘリカル状のミキシングツールが同じ方向に回転して3次元的な対流を起こします。デッドスペースのない容器内で理想的な混合対流が形成され、約20~90回の回転で極めて精度の高い混合品質を達成します。エネルギー効率の良い穏やかな混合で、コンタミのない均質で溶解性に優れた粉ミルクを製造します。

 

連続混合機AMK

半製品を長期にわたって大量に生産する必要がある場合、連続混合は好ましい生産方法です。連続混合機AMKはボイラの原理を応用しており、すべての製品原料が、適切に計量されながらミキサに投入され、混合が完了すると連続的に排出されます。混合は非常に穏やかに行われ、混合開始から終了まで製品ロスがありません。

 

コーンスライド型 混合機 KS

プロバイオティクスやプレバイオティクス、ミネラルや微量元素などの微細な成分を確実に混合するためには、コーンスライド型 混合機KSのような精密ミキサーが非常に適しています。この混合機は、極めて精度の高い混合を行うだけでなく、混合および排出時間が非常に短縮化されており、洗浄もとても容易です。