乳児用調製粉乳の製造に amixon®の大型ミキサは最高品質を保証します粒子構造を壊さない穏やかな混合 (パート1)
工業的に生産される乳児用調製粉乳の需要は、先進国でも新興国でも非常に高く、配合される成分や栄養などの品質に対する要求も高まっています。amixon®の粉ミルク製造むけの大型ミキサは、すべての要求に応える革新的な粉体混合機です。
ベビーフードの製造には大きな責任が伴います。安全で高品質なベビーフードを製造するためには、粉末原料を安全に加工できる生産設備が必要です。新生児はまだ腸内細菌叢(腸内フローラ)が発達していないので、与える食品については特に衛生、安全性、健康に気を付ける必要があります。つまり、ベビーフードの製造では、医薬品製造と同じレベルの要件が満たされなければならなりません。微量元素やビタミンの過少または過剰な配分は、乳幼児に害を及ぼす可能性があります。
amixon®の混合機では検証が可能です。どの程度の混合時間で、理想的な混合品質が確立されるかについてはすでに実証されています。したがって、分析用の原料サンプルを混合容器内の任意の地点で採取するだけで十分です。
最高の混合品質を保証します
プロバイオティクス、プレバイオティクス、亜鉛、銅、セレン、クロムなどのミネラルや微量元素は、製品を包装する前に精密混合する必要があります。さらに混合の際は、原料の粒子構造を維持するために、可能な限りエネルギー投入量を少なくしなければなりません。粉塵がなく、素早く分散し、沈降性、溶解性に優れた均質なベビーフードが求められています。混合原料を素早く全量排出して、最も厳格な衛生基準を満たすamixon®の粉体混合機は、安全なベビーフードの製造を保証します。
ベビーフード製造に使用される最新の充填包装機は、1時間当たり20 m³の容積を処理することができます。これは1時間当たり約10トンに相当します。したがって、関係する成分を正確に供給するためには、正確な配合と適切な混合をカバーできる機能的な製造物流ソリューションが必要となります。製品を複数の充填ラインに同時に供給する場合は、バッチ容量10 m³~15 m³の精密粉体混合機が必要不可欠です。タテ型二軸ミキサHMは、ベビーフード製造のための革新的な粉体ソリューションです。
混合容器は2つのシリンダーを組み合わせた形で、約30度の傾斜のついた2つのSinConvex®ミキシングツールがそれぞれシリンダーの中心部で回転することで、混合原料内に三次元的な対流を形成します。スクリューブレードにはある程度の幅があり、1回転で原料全体のほぼ4分の1を流動させることができます。粉体原料は容器壁面に沿って螺旋状に上昇し、上方に到達すると、今度は自然とミキシングシャフトに沿って下降します。2方向へのマクロな流れの間で理想的な3次元的対流が形成されることで、混合効果が上がります。
デッドスペースの無い対流により、約20~90回転後には非常に精度の高い混合品質に到達します。混合工程は特に穏やかでエネルギー効率に優れています。ミキシングツールの回転速度は通常0.5m/s〜3m/sで、調整が可能です。
弊社の粉体混合機は設計上、投入量とは無関係で最適な流動効果が得られるため、投入量10~15%程度でも十分に理想的な混合品質を達成することができます。
シンプルで迅速なamixon®の粉体混合機 原料の投入と排出
混合容器上部に設置された1つまたは複数のノズルから、ベビーフードの原料成分が順番に、または同時に混合機内に投入されます。計量機に設置された混合機が重量式振動フィーダとして機能する場合、混合プロセスは停止しており、複数のバッチを中断することなく混合する場合は混合ツールは回転し続けます。約1~4分後に混合プロセスが完了するとデッドスペースの無いフラップ弁が開き、混合原料が排出ノズルを通って排出されます。排出時に偏析が起こることはなく、堆積流量の大きさは排出フラップの大きさに従って調節されます。
大きいバッチで大量に生産される場合、生産者にとって2つの重要なメリットがあります。
- 1バッチにつき1サンプルのみが分析され、戻されます。
- 混合機は複数の充填ラインに供給することができます。充填プロセスと生産プロセスは切り離されており、充填機が稼動している間に、混合機はすでに洗浄にかけられます。
耐真空・耐圧構造の混合容器
お客様のご要望次第で、混合容器は耐真空および耐圧設計が可能です。真空は、例えば、混合機が吸引空気圧によって供給される場合に存在します。特別なケースでは、充填前に真空にすることで混合容器を大気中の酸素から遮断します。その後、混合容器に窒素ガスを大気圧まで注入します。その後ようやく原料が投入されます。大気中の酸素を混合物から遠ざけるために、例えば、混合中に50mbarのわずかな窒素過圧をかけることができます。
用途によっては、圧力容器による空気輸送で供給することも可能です。この場合、amixon®の混合機は過圧運転中も気密性を保つ必要があります。シャフトシール、排出装置、点検口シールといった古典的な設計要素が重要な意味を持ちます。
amixon®の混合機はさまざまな洗浄方法に対応しています!
アレルゲンを含む乳児用調製粉乳からアレルゲンを含まない乳児用調製粉乳に切り替える必要がある場合、洗浄は加湿か湿式で行う必要があります!
加湿洗浄は、湿らせた使い捨て布を使用し、手作業で行われます。湿式洗浄と乾燥は完全自動化できます。
WaterDragonは、製品に接触するすべての部分にジェット水流を当てることで、自動湿式洗浄と乾燥を実現します。
WaterDragon湿式洗浄システムが容器内に複数取り付けられています。amixon®の大型混合機の場合、上部に3個、側面に3~4個のWaterDragon洗浄ノズルが取り付けられています。さらに、容器の排出装置の下には2つの湿式洗浄システムが常設されています。
洗浄工程の最初に、すべてのシーリングプラグが開きます。回転する洗浄ヘッドを持つ洗浄ノズルは、混合容器内に現れ、その後、洗浄ヘッドは上から下へと繰り返し洗浄水を放射します。各回転洗浄ヘッドには3つのノズルが備わっています。それぞれのノズルからは、前方、側方、後方と異なる方向に洗浄水が放射されます。水圧は約3.5バール。
徹底した乾燥は洗浄と同じくらい重要です
WaterDragonの湿式洗浄システムは、優れた洗浄力を発揮するだけではありません。湿式洗浄の後、大量の温風を容器内に投入して乾燥を行います。WaterDragonの開口部は適度な大きさがあります。そのため、WaterDragon本体と混合容器のあらゆるの面が、迅速かつ確実に乾燥洗浄されます。その後、WaterDragon®は洗浄ノズルを後退させ、混合容器をは再び密閉状態となります。
注釈:
洗浄ノズルが小さすぎて、必要な量の空気を送り込むことができないと、非常に高い気圧を発生させなければなりません。その結果、ノズルヘッドが高速回転して、破損につながる恐れがあります。
amixon®は真空および耐圧設計の粉体混合機を製造しています
お客様のご要望次第で、混合容器は耐真空および耐圧設計が可能です。真空は、例えば、混合機が吸引空気圧によって供給される場合に存在します。特別なケースでは、充填前に真空にすることで混合容器を大気中の酸素から遮断します。その後、混合容器に窒素ガスを大気圧まで注入します。その後ようやく原料が投入されます。大気中の酸素を混合物から遠ざけるために、例えば、混合中に50mbarのわずかな窒素過圧をかけることができます。
用途によっては、圧力容器による空気輸送で供給することも可能です。この場合、amixon®の混合機は過圧運転中も気密性を保つ必要があります。シャフトシール、排出装置、点検口シールといった古典的な設計要素が重要な意味を持ちます。
OptiKleen(オプティクリーン)は、点検口の衛生性を最も高めます。
点検口は混合容器から円錐状に切り取られています。扉には溝があり、Oリングで確実にシールされています。この設計原理は、最高の衛生基準を満たします。シールは混合原料に非常に近位置にあります。その結果、デッドスペース(未混合ゾーン)がほとんどありません。OptiKleenの点検口は、恒久的なガス気密性を備え、Oリングの長寿命を可能にします。
ベビーフードの混合技術における40年のノウハウ
amixon®ミキシングテクノロジーをもっと詳しくお見せします。amixon®はドイツ、アメリカ、中国、日本、インド、タイ、韓国に400リットル規模の優れたデモ機を保有しています。
amixon®の優れたノウハウをご活用ください。弊社のエンジニアは、混合機の設計、製造において細部にまで情熱を注いでいます。お客様のニーズにぴったり合ったカスタマイズ・ソリューションを提供します。
DosiFlap(ドージフラップ)
DosiFlap(ドージフラップ)はamixon®の粉体混合機のためのデッドスペースの無いフラップ弁です。混合された製品を粉塵なく、素早く、衛生的に、重量管理しながらビッグバッグやコンテナに充填するために開発されました。
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